聖書とユダヤ人

聖書の根本的な教え、復活と永遠の命についての解説

神は何でもご存知なのに、なぜ人を試すのか

ヨハネ第一の手紙3:20
神はすべてをご存知である

ヨハネはこのように手紙に書いている。
そして、ヨハネの言うことが本当だとするなら、
神はすべてのことを知っている。

しかし、旧約において神はイスラエルの民の信仰を
試すようなことばかりをしておられる。

だから僕はこう思った。
「すべて知っているのであるなら、試す必要もないはずじゃないか。」

このことは、聖書を読み始めた当初から僕を悩ませてきた命題だった。

けれども今から10年ほど前だったと思うのですが、突然良いアイディアが
降ってきました。

神はすべてを知っておられる、ということと、人を試すことの矛盾を
解決するアイディアが突然認識できたのです。

神が知っておられる「すべて」とは、僕なんかが考えている以上にすべてだったんです。

人が神を裏切る可能性、人が神への信仰を守る可能性、どんな経緯がそこにあって、
どのようなストーリーを歩むのかまでを、完璧に神はご存知だということです。
しかもそのストーリーは無限と言ってもいいほど存在するということです。

つまり神は、人がどのような行動をとるかのパターンを無限に近いほど把握しておられ、
そのうち人がどれを選択するかを、人の自由意志に任せているわけです。

だから、神はすべてをご存知であるが、人の自由意志を捻じ曲げてもいないのです。