聖書とユダヤ人

聖書の根本的な教え、復活と永遠の命についての解説

「ヤコブの悩み」について

「ヤコブの悩み」とは、エレミヤ書30:7に書かれていることです。

ヤコブとはイスラエルのことを指します。
つまり、イスラエル人が悩む時期が来ることを表しています。


■エレミヤ書 30:01〜08
主からエレミヤに臨んだ言葉。
イスラエルの神、主はこう仰せられる
わたしがあなたに語った言葉を、ことごとく書物にしるしなさい。
主は言われる
見よ、わたしがわが民イスラエルとユダの繁栄を回復する日が来る。
主がこれを言われる。
わたしは彼らを、その先祖に与えた地に帰らせ、彼らにこれを保たせる」。
これは主がイスラエルとユダについて言われた言葉である。
「主はこう仰せられる、
われわれはおののきの声を聞いた。恐れがあり、平安はない。
子を産む男があるか、尋ねてみよ。
どうして男がみな子を産む女のように手を腰におくのをわたしは見るのか。
なぜ、どの人の顔色も青く変っているのか。
悲しいかな、その日は大いなる日であって、それに比べるべき日はない。
それはヤコブの悩みの時である。
しかし彼はそれから救い出される。
万軍の主は仰せられる
その日わたしは彼らの首からそのくびきを砕き離し、彼らの束縛を解く。
異邦の人はもはや、彼らを使役することをしない。
彼らはその神、主と、わたしが彼らのために立てるその王ダビデに仕える。



これを読むと、ユダヤ人たちが離散した後にイスラエルに戻り、更にその後に、
『ヤコブの悩み』の時が来ることがわかります。


多くの聖書研究家が、この『ヤコブの悩み』について、戦争などの災いだと解釈しているのですが、
ここの部分のどこを探してもそんなことは書かれておりません。
研究者だと自称する人たちが、自分たちの勝手な思い込みを拡散する行為はいつもながら困ったことです。


『彼らの顔色が悪くなり、イスラエルが何らかの理由で悩む』ことがここには書かれています。

また、『他国人から使役される』ことが書かれているのであって、戦争のことなどは一行も書いてありません。


いずれにしても、何か精神的な面における危機、自由に対する危機が起こることを表現していると思ったほうが自然であると思います。


なぜなら、戦争については今までユダヤ民族は数多く経験していますが、ここには
その日は大いなる日であって、それに比べるべき日はない。
と書かれてあるからです。


つまり、今までとは全然違うことが、ここでは起こるということです。