聖書とユダヤ人

聖書の根本的な教え、復活と永遠の命についての解説

ユダヤ人について その5 -シオンの丘-

シオニズムとは、そもそもは『シオンの丘に戻ろう』という意味が込められた言葉です。


多くの解説書において、シオニズムパレスチナの地に故郷を再建しようとする運動、ということになっています。
しかし、それだけの説明では、まだ不十分です。

シオニズムとは、シオンの丘に戻ろう、という運動です。


それでは、それらはどう違うのか。
シオンの丘というのは、広義においては「エルサレム」のことを意味し、狭義においては「神殿」を暗に指し示している言葉です。


つまり、かつてエルサレム神殿があった場所に、もう一度戻ろう、という運動です。
これが本質にあることを忘れてはならないと僕は思います。


ですから、ユダヤ人のための居住地として、アフリカや中国の地域の代替地がいくつも提案されていましたが、それらの代替案は意味を成さないのです。


「シオンの丘」に帰ることが、シオニズムだからです。



■追記■


エルサレムには、二千年前にローマ軍によって破壊されたエルサレム神殿の一部が今でも残り、『嘆きの壁』と呼ばれています。


シオンの丘は、本来は「神殿の丘」と同義ですが、現在、シオンの丘と命名されている場所は神殿の丘とは別の場所にあり、キリスト教の教会などが建っています。なぜ、このようなことになったかといえば、かつてのキリスト教徒が場所を間違えて命名し、そこに教会を建てて今に至るからです。


以下は旧約聖書から、シオンについてのダビデの詩


旧約聖書 詩編65編 2節
沈黙してあなたに向かい、賛美をささげます。シオンにいます神よ。あなたに満願の献げ物をささげます。