聖書とユダヤ人

聖書の根本的な教え、復活と永遠の命についての解説

カトリック教会とプロテスタント教会の違い その3

カトリック教会とプロテスタント教会の違いについて、ご理解いただけたでしょうか。


カトリック教会のミサ中においては、聖書の勉強ということはやっていません。
司祭がホスチアを手にして祈る前の段階で、皆で歌ったり、司祭が説教をしたり、ということはあります。


しかし、ミサの中心は、あくまで生贄の祭儀なのです。
この生贄の祭儀の原点は、ユダヤ教に見ることができます。


ユダヤ教においては、かつてはカトリックのように『神殿祭儀』が行われていました。
エルサレムにかつて存在したユダヤ教の神殿で、日ごとの献げ物として動物の生贄が捧げられていたのです。


やり方は旧約聖書に詳しく書いてあるのですが、簡単に言いますと「祭壇」と呼ばれるテーブルのようなものの上で、生贄に刃物を当てて、特別な殺し方をし、その血を祭壇にふりかけるという、日本人の感覚からすると、信じられないようなことを毎日行っていたのです。


エルサレムの神殿がローマ軍によって破壊されて、ユダヤ人が『神殿祭儀』を行えなくなり、さらに世界中へと離散したために、現代のユダヤ教は、聖書学者が聖書の知識を教える、という勉強のような宗教に変わってしまいました。神殿はエルサレムの地に建てなければならないので、ずっとユダヤ人は神殿を再建することが出来ませんでした。


カトリック教会のミサとは、かつてユダヤ教が行っていた生贄の儀式を、動物を殺すことなく行っているものなのです。イエス登場以降は、動物を屠る必要はなくなった、ということが新約聖書には書かれているからです。


イエスご自身が、十字架によって生贄の子羊となった、というのがクリスチャンの信仰なのです。