聖書とユダヤ人

聖書の根本的な教え、復活と永遠の命についての解説

カトリック教会における神学とは

カトリック教会は、その成立段階(4世紀頃)から、異教の思想や文化であるギリシア哲学思想を取り入れました。
カトリック教会は、初めからイエスおよびイエスの弟子たちの思想とは異なる思想を内包した教会でした。


すなわち、カトリックの父アウグスティヌスは哲学者でありました。
彼はギリシア哲学思想をカトリック教会に持ち込みました。


こうしてカトリック教会は、その成立時点から、イエスの教えとは
何の関係もないものを、身にまとうこととなりました。


カトリック教会は、グノーシス思想を排除したのはよかったかもしれませんが、
結局、ギリシア哲学自体は捨て切れませんでした。


さらに、中世に至ると、聖アルベルトゥス・マグヌスや聖トマス・アクィナスたちが
アリストテレスの哲学思想を、カトリック教会内に本格的に持ち込んだのです。


その当時、トマス・アクィナスは異端の疑いをかけられましたが、結局、彼は
現在では『神学』の大家として、カトリック教会およびキリスト教関係者の間で崇められております。


『神学』というものの実体は、聖書をギリシア哲学の観点から考察する、というものに過ぎません。
単純に言えば、神からいただいた聖書の言葉を、人間の知恵や英知で解き明かしていこう、という考え方です。

この考え方について、カトリック教会内で異を唱える人は、昔も今もほとんどおりません。


ただ、アシジの聖フランシスコのような人だけが、「知識を求めることはよろしくない」ということを
戒めとして主張していたくらいです。


アシジのフランシスコという人は、1200年頃の人ですが、初代教会の使徒たちの生活態度にならい、
聖書の言葉に忠実に従い、清貧と伝道とを重んじて生きた人でした。
教会が絶対的な権力を保持していた中世という時代にあって、ただ聖書のイエスの言葉に
従って生きようとした稀有な人でした。


彼については、後に詳しく述べなければいけないと感じています。