聖書とユダヤ人

聖書の根本的な教え、復活と永遠の命についての解説

旧約聖書について-その8 完璧な虐殺と、焼き尽くす献げ物

ヨシュアが、影形も無くなるまで他民族を滅ぼし尽くさないではおかなかったのには
当然ながら、理由があります。

他民族というのは、ヤーウェの神以外の神を崇めている民族であるからです。
イスラエルの民は、カナンの地(現在のパレスチナ)に定住することを目指していましたから、すこしでも
他民族が生き残っていたならば、彼らの宗教、彼らの神が生き残ってしまうことになります。

これをヨシュアは忌み嫌ったのです。
つまり、ヨシュアはどこまでもヤーウェの神への忠誠を尽くしたのです。
これは、『焼き尽くす献げ物』と、まったく同じ思想です。

通常の献げ物というものは、適度に焼いたら、その献げ物を皆で食べるものなのですが、
『焼き尽くす献げ物』というのは、それこそ骨に至るまで焼き尽くして、一切を神へ捧げる、
というものです。

ヨシュアは、他民族を虐殺するときに、他民族を、この『焼き尽くす献げ物』として
神へ捧げました。

実際、ヨシュアは、他民族の住んでいる土地に火を放って、ことごとく焼き尽くしました。
これは、イスラエルにとって神への信仰の証であり、奪い取った財産を、尊い犠牲、献げ物として
神へことごとく捧げるという宗教的行為であったのです。
ここに、イスラエル民族が他民族へ容赦のない仕打ちができる思想の源流があるのです。